【SVシーズン2】チョッキウェーニバル軸構築
こんにちは。
ポケモンSVランクマッチシーズン2で使用したウェーニバル軸の構築を思い出として残す為に記事にします。
自分の成長記録兼思い出として、よろしければお付き合いください。
構築概要
コンセプト
特殊アタッカーを起点にし最強のウェーニバルを爆誕させて暴れさせる
構築経緯
スポンジさんの「チョッキオーロンゲ」をレンタルでお借りして使っていた際、その使い勝手の良さと役割遂行力にとても感銘を受けた。役割対象に後投げから余裕を持って任務を遂行してくれるオーロンゲに魅力を感じ、他にチョッキを持たせて強そうなポケモンがいないか探したところウェーニバルと目が合い、実際に使ってみたところテラス済の鋼サザンドラに後投げして眼鏡ラスターカノンを余裕で耐えながらアクアステップと自信過剰でステータスを上げて大暴れする姿を見てこれはいける、と思い軸で採用することにした。
次に、ウェーニバルの役割対象である特殊アタッカーを呼べるポケモンを相方にすることとしていろいろなポケモンを試したが、最終的には物理受けも起点作成も自身で削りも行え、ドラゴンテールで対面操作も可能なガブリアスを採用することに決めた。
ここまででウェーニバルガブリアス共にフェアリー抜群となってしまう事と、ウェーニバルが暴れた後のスイーパーを置きたかった事からスカーフサーフゴーを採用。
4匹目はウェーニバルが刺さらなそうな相手の為にウェーニバルの代わりとして長い事使っていて手に馴染んでいるドドゲザンを採用。
ここまでの4匹が軸で、体感95%以上がこの4匹からの選出だった。残りは諸説枠なので細かい説明は個体紹介にて。
個体紹介
ウェーニバル
テラスタイプ:炎
特性:自信過剰
持ち物:突撃チョッキ
性格:いじっぱり
努力値:191(244)-165(76)-100-x-95-129(188)
技構成:アクアステップ / インファイト / アイススピナー / テラバースト
火傷対策&弱点の草タイプや役割対象のサーフゴーに抜群を取る為、炎テラス
S:+1で最速マスカーニャ抜き
最初はBDにも努力値を振ってHBDで耐久計算していたが、火力不足の為BDをそのままAに振ってこの数値に
サザンドラやウルガモス等の特殊アタッカーに後投げし、アクアステップでSを積んだ状態から相手を抜き、自信過剰によるA上昇で無双する。素の火力が少々心許ないので初手のポケモンでサポートする必要はあったが、場が整ってしまえば本当に手が付けられず3タテを連発してくれた。
技構成はアクアステップとインファイトは必須。火力の少なさを一致インファイトが補ってくれてとても頼りになった。アイススピナーは環境に多いドラゴンに打点を持つ為に採用し、最後に元のタイプで苦手な草やサーフゴーに打点が持てる炎テラバーストを採用した。
弱点が多いポケモンなのでテラスタイプはタイプ不利を覆せるものが候補で、最初はミトムを役割対象とする為に地面テラスとしていたが、技構成が接触技ばかりでウルガモスの炎の体で何度も火傷してしまいウェーニバルが止まってしまうので炎テラスに変更した。これでウルガモス対面はギガドレインも含め完璧に対応できるようになり、他のポケモンが打ってくるおにびも読んで透かすこともできたので現環境では炎テラスが最適だったと思う。
はまると本当に強かったが、環境のSラインが高めなこともあってアクアステップは必ず1度以上振る必要があり、状況によってはそれが枷となることもあった。また、素の火力が低い為いかにしてウェーニバルが1体目を抜くかが試合展開の中で最重要だったように思う。その点相方のガブリアスはとてもいい仕事をしてくれた。
ウェーニバルといえばゴツメ羽休め型が有名だが、御三家の中では不遇のポジションであるこのポケモンを強く使うことができ、無双している姿を見るのは最高に気持ち良かった。ポケモン対戦において大事な事を沢山教えてくれたとても愛着のある思い出の一匹になった。
ガブリアス
テラスタイプ:フェアリー
特性:鮫肌
持ち物:オボンの実
性格:わんぱく
努力値:215(252)-151(4)-161(252)-x-105-122
技構成:じしん / ドラゴンテール / ステルスロック / まきびし
特殊はウェーニバルで受ける為B特化
ウェーニバルのアシスト役として最終的に選ばれたポケモン。
ウェーニバルがアクアステップから相手を抜くための下地つくりを担う。…というのが当初の目的だったが想像以上に単体性能が高く、ウェーニバル抜きでも単体でボロボロにしてしまうこともある恐ろしいポケモンだった。
この型自体は有名なので特に語ることもないが、ドラテを押す判断やテラスタルを切るべきタイミングの判断が大事なポケモンだと思った。テラスタルは迷うくらいなら切れくらいの気持ちでバンバン切っていたが、ウルガモスがいる場合は我慢する等この構築ならではの判断もあった。仕事をする為に躊躇わずテラスを切る動きはそこまで弱くないなという印象(当然テラス切り後の組み立ては準備している前提で)。
以下蛇足。
元々はウェーニバルの起点となる為に特殊アタッカーを呼ぶポケモンをこの位置に据える予定であった為、有名な物理受けポケモンであるキョジオーンやバンバドロ、もふもふ持ちのハカドッグや物理技で毒菱を撒けるキラフロルなど様々なポケモンを検討したが、物理受けとして居座らせて尚仕事ができるポケモンを探すことに苦慮し、結局はステロ撒き菱ドラテで対面操作が可能な上にウェーニバルがとどめを刺すための起点となれる耐久ガブリアスを採用した。ただ居座って流すだけではダメなのがウェーニバルの相方選びとして最も悩ましいポイントだった。
サーフゴー
テラスタイプ:鋼
特性:黄金の体
持ち物:こだわりスカーフ
性格:おくびょう
努力値:163(4)-x-115-185(252)-111-149(252)
技構成:ゴールドラッシュ / シャドウボール / トリック / 自己再生
ミラー意識の陽気CS
ウェーニバルが暴れ散らかした後のスイーパー兼搦め手やフェアリー打点のクッションとして採用。特性も素の耐久も高い為困ったときはこのポケモンを頼った。こいつでどうにもならなかったらもうしょうがないと割り切れるレベルで性能が高かった。
自己再生はいつ使うんだ…と思いつつも採用してみたが、この技があるだけで想定していない相手の搦め手や詰み展開を打開してくれるので本当に採用してよかった。コンセプト的にこの構築は積み展開なので、想定外の事態にも柔軟に対応してくれるこのポケモンはまさしく影のMVPだった。このポケモン一匹で変化技も見れる上にドラパにも対応できるのが本当にすごい(ヤバイ)。圧倒的信頼で毎試合投げてた。
ドドゲザン
テラスタイプ:悪
特性:総大将
持ち物:くろい眼鏡
性格:ようき
努力値:176(4)-187(252)-140-x-105-112(252)
技構成:ドゲザン / けたぐり / つるぎのまい / ふいうち
ミラー意識で最速
相手の構築にウェーニバルの役割対象がいない時にウェーニバルの代わりに投げる枠として採用。ガブリアスの代わりに投げることも数回あった。
数値が高すぎるので上のポケモン達と弱点が一貫しているのも気にならないレベルだった。フェアリーテラスを切ったガブと相性の補完がよかったのでガブのテラス切りの背中を押してくれる素晴らしい大将だった。ウェーニバルがいない場合相手のドドゲザンが重すぎたので最速にした。基本ウェーニバルを採用していたのであまり選出の機会がなかったが、パワーがありすぎて困るくらいならだしちゃえの精神で出してしっかり仕事をして帰ってくる頼りになる漢だった。
ここから下は諸説枠
ウォッシュロトム
テラスタイプ:フェアリー
特性:ふゆう
持ち物:こだわり眼鏡
性格:ひかえめ
努力値:157(252)-x-128(4)-165(196)-128(4)-113(52)
技構成:ハイドロポンプ / ボルトチェンジ / テラバースト / トリック
S:最速50族抜き、Hぶっぱ余りC
軸の4匹は地面の一貫が激しかったのと、ヘイラッシャが重かったので地面を透かしつつ特殊高火力を持つウォッシュロトムを採用してみた。基本的に上の4匹しか投げない上にこのポケモンを選出するとサイクル寄りの立ち回りになってしまい軸の4匹の時とは動かし方がかなり変わってしまう為選出機会は少なかったが、出したら出したでかなり活躍してくれたので入れといて良かったとは思う。眼鏡ボルチェンの火力高すぎ。
サザンドラ
テラスタイプ:ゴースト
特性:ふゆう
持ち物:たべのこし
性格:おくびょう
努力値:197(236)-x-126(124)-145-110-150(148)
技構成:悪の波動 / 炎の渦 / 身代わり / 挑発
ここまででブラッキー等の耐久ポケモンや受けループに対する解答がなかった為採用した。1回しか投げてないが確かに強かった。それ以外言えることがない…
基本選出
①相手に特殊アタッカーがいる場合
⇒ガブリアス→ウェーニバル→サーフゴー
②キラフロル等初手から特殊アタッカーが出てきそうな場合
⇒ウェーニバル→ガブリアス(ドドゲザン)→サーフゴー
③ウェーニバルの役割対象がいない場合
⇒ガブリアス→ドドゲザンorサーフゴー
④上記4体の軸でどうにもならない展開が予想される場合
⇒6匹の中からあみだくじで選出
感想
最初は厄介な特殊アタッカーを処理しながら裏のポケモンに負荷をかけてくれれば、くらいに思っていたウェーニバルが3タテを連発する姿を見るのはとても楽しく、ワクワクさせてくれました。シーズン1で6桁台フィニッシュした自分を4桁まで引き上げてくれた事に感謝しています。
ただ、最終的な感想としてはやはりパワー不足を感じました。ハマれば強いが素の火力が低いので天然ポケモンや即物理受け引きで簡単に対策が取られてしまう為、3桁前後の人にはほとんど通用しませんでした。そしてこのポケモンを軸にしている都合上、作戦がはまらなかった場合や構築単位で重い相手に対して何もできなかった時に構築を練り直そうとしても、軸がウェーニバルであるということには変わりないのでこれ以上上を目指そうと思うと軸から見直すしかない・・・という結論に至り、ラスト2日間はカイリューを軸に構築をイチから組みなおしてランクマッチをしました(結果的には本記事の構築と同じくらいの順位に留まってしまった)。
反省としてはちゃんとパワーのあるポケモンを軸にしないと、もっと勝ちたいと考えた時に構築や選出を見直すのが難しくなる というのが一番の気づきなので来シーズン以降に活かしたい。そもそもウェーニバルを軸にしようとした一番の理由は「受け出しから圧倒的有利展開を作りたい」という思想からきているので、その考え方もよくなかったように思う。特定の状況における有利状況を作ることだけに注力した結果、相手視点を考慮して自分の行動を選択する意識が薄れてしまい、全体的に甘えた立ち回りをする傾向が強かったように思う。
他にも良い気づきや悪い気づきは沢山あるけど、シーズン1でポケモンを始めた時から自分で構築を組んでポケモンを育てて自分なりの理屈を持って戦うことを徹底してきたのでその成果が少しずつ表れてきているように感じる。取り組み方の方向性は悪くないと思うので、今後も継続して勝つために必要な力をつけていきたい。
…と言いたいところだけどS3以降はこれまでほど取り組めなさそうなので、成長ペースは落ちると思うけどちょっとずつでも成長しながらポケモンを楽しんでいきたい。
もし気が向いたら別記事で今シーズンの気づきをまとめます。